一建設のリースバックプラスって?評判や口コミから見るメリット・デメリット

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一建設のリースバックプラスって?評判や口コミから見るメリット・デメリット

リースバックは持ち家を「売却後も賃貸として住み続けられる」活用方法です。各社が提供するリースバックのなかでも、一建設(はじめけんせつ)のリースバックプラスは、他社と一線を画すサービスとして注目を集めています。

この記事では、一建設が提供するリースバックプラスの特徴や、口コミから見える利用者の声を紹介します。一建設のサービスを利用するか検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

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一建設(ハジメケンセツ)の概要

一建設株式会社は、一戸建て住宅販売戸数日本一の飯田グループホールディングスのグループ会社です。1967年に飯田建設工業有限会社として東京で創業し、その後2004年に一建設株式会社に社名変更しました。

2013年には飯田産業、東栄住宅、タクトホーム、アーネストワン、アイディホームが経営統合を行い、一建設を取得企業とする共同株式移転の形で飯田グループホールディングス株式会社が設立、東証一部(現・プライム市場)に上場しました。

2017年には創業50周年を迎え、2020年にリースバック事業に参入しています。

一建設は「より多くのお客様に、高品質の住宅を低価格で提供する」という理念を掲げ、「安全・品質・工程・原価管理」を徹底し、年間で1万棟以上の住宅を提供しています。

戸建住宅累計引渡棟数は20万6,600棟を超える実績を誇り、全国的に人気のローコスト住宅メーカーとして評価されています。

現在では、営業エリアを福島から沖縄まで拡大し、全国に拠点を展開しています。一建設株式会社について一目で理解できるよう、概要を表にしました。

一建設株式会社の概要
社名 一建設株式会社
代表取締役 堀口 忠美
設立 1967年2月13日
資本金 32億9,850万円
売上高 3,960億円(一建設グループ)
総資産 3,518億円(一建設グループ)
戸建拠点数 144拠点(一建設単体)
加盟団体
  • (公社)東京都宅地建物取引業協会
  • (公社)全国宅地建物取引業保証協会
  • (一社)全国住宅産業協会
  • (公社)首都圏不動産公正取引協議会
許認可等
  • 宅地建物取引業
    国土交通大臣(10)第003284号
  • 建設業
    国土交通大臣(特-2)第22015号賃貸住宅管理業
  • 賃貸住宅管理業
    国土交通大臣(01)第004665号

一建設のリースバックプラス!その特徴と利用メリット

リースバックを取り扱う不動産会社は数多くありますが、一建設のリースバックプラスはライフスタイルによって選べるプランが充実しています。

リースバックプラスには標準プラン定期プラン(賃料優遇タイプ)定期プラン(買戻優遇タイプ)の3種類あり、敷金・礼金・仲介手数料・更新手数料不要は共通ですが、それぞれ特徴があります。

以下で詳しく解説していきましょう。

標準プラン

標準プラン(普通賃貸借契約)は、賃貸期限に縛られず、将来買い戻しを検討している人に最適です。このプランでは、普通賃貸借契約で期間の縛りがなく、住み続けることが可能です。

また、住み続けることで再購入価格が下がり、買い戻し費用が安くなるメリットがあります。一般的なリースバックでは買い戻し価格は変わりませんので、いずれは買い戻しを希望している人にとって、コスト面で有利な選択肢といえるでしょう。

さらに、契約3年目以降には、新築戸建てへの住み替えが可能です。

買い戻し価格が安い

標準プランでは、建物の価値が賃貸期間中に減少することを前提としています。よって、住み続けるうちに買い戻し時の価格が安くなるため、将来的に住宅を買い戻したいと考えている人にとっては大きなメリットです。

例として、リースバックで売却した住宅の価値が2,500万円から2,200万円に下がった場合、その減額分が買い戻し価格に反映されるため、通常のリースバックよりも低価格で再取得できる可能性があります。

新築の戸建てへ引っ越しできる

標準プランでは契約から3年目以降、一建設の新築戸建てへの引っ越しが可能になります。よって、リースバックを利用しながらも、新築住宅に住み替えるという選択肢が得られ、ライフスタイルの変化に応じた柔軟な対応が可能です。

また、引っ越しにかかる費用は一建設が負担するため、住み替え時の経済的負担も軽減されます。

さらに新居も再購入価格が下がるリースバックの対象になるため、長く住めば住むほど安く購入できます。

定期プラン(賃料優遇タイプ)

定額プラン(定期賃貸借契約)は、一定の入居期間を設定している人に適しており、最大1年間賃料が0円になるサービスや、売却時に発生した利益から基準額との差額をキャッシュバックする制度があります。

還元額は「市場売却額-(売却設定価格+諸経費)」で算出され、退去時に得た利益の一部が戻ってくるため、短期的に住み続けたい方に魅力的なプランです。

最長1年間の賃料がタダ

定額プラン(賃料優遇タイプ)では、賃貸契約の開始から最大1年間、賃料が無料です。

そのため、短期的に住宅をリースバックで利用しながら、経済的な負担を大幅に軽減できます。このプランは、売却直後の生活費をおさえたい方にとって大きなメリットとなります。

高く売却できた利益の一部をキャッシュバック

定額プラン(賃料優遇タイプ)では、住宅を売却した際、市場価格が設定価格を上回った場合、その利益の一部がキャッシュバックされます。

また、売却前には一建設が積み重ねてきたノウハウを生かしたリフォームを実施しますので、より高値での売却を目指せます。

定期プラン(買戻優遇タイプ)

定額プラン(定期借家契約・フリーレントなし)は、売却した住宅を早い時期に買い戻したい人に最適です。

このプランでは、売却価額と同額での買い戻しが可能で、他のプランと同様に敷金・礼金・仲介手数料が不要というメリットがあります。

ただし、不動産取得税や登録免許税などの諸経費は利用者が負担する必要がありますので注意してください。

売却価格と同じ価格で買い戻せる

定額プラン(定期借家契約・フリーレントなし)の最大の特徴は、住宅を売却した際の価格と同額で買い戻せる点です。

リースバック後に住宅の再取得を考えている人にとっては価格変動の心配がないことがメリットです。

リースバックプラスの評判・口コミ

一建設は利用者が多く、たくさんの良い評判や口コミが見られます。一方、残念ながらあまり良くない口コミもあります。

この項では、厳選して評判・口コミを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

強気な価格設定をしている

この口コミから、まず一建設の価格設定への姿勢がわかり、利回りが低いという点から一建設が戸建ての仕入れに力を入れていることを示しています。

リースバック物件の査定において競争力があり、他社を超える価格を提示できる力を持っているのでしょう。

よって一建設は売り手にとっては魅力的な選択肢となる可能性があり、投資家にとっては利回りが低いことがデメリットになることも考えられます。

長期でリースバックを組める

口コミでは、一建設のリースバックは他社と比較しても長く契約できる点が強調されています。通常、リースバック契約は1〜2年が一般的ですが、一建設では長期的な契約が組める点が他社との差別化ポイントとなっています。

また、買取価格が通常より低めである点はリースバックの特徴のひとつであり、口コミでは言及していませんが、金額に思うところはあるのかもしれません。

大手の安心感があり、丁寧に対応してくれる

リースバックを検討したのは、住み続けながら早期に現金を確保できるからです。
HPを見て色々検討した結果2社に見積もりをお願いして、比較して決めさせてもらいました。
(途中省略)
会社が分譲住宅販売戸数日本一の飯田グループホールディングスのグループ企業という点や、買取金額、営業の方の誠実さも決め手となりました。
見積もりをお願いしたら、レスポンスよく対応してくれ、説明も丁寧で助かりました。
一部引用:リースバックプラス「充実したセカンドライフを送りたい」

 
この口コミから、リースバックを選択する理由として、今までの生活を続けながらすぐに現金を確保できるという点が大きな魅力となっていることがわかります。

また、敷金不要や賃料0円など費用面のメリット、セコムのホームセキュリティや24時間対応のサポートが大きな決め手となったことも書いてありました。

加えて、一建設が飯田グループホールディングスの一員であること、レスポンスの速さや誠実な営業対応が顧客にとって重要なポイントとなっていることも伝わってきます。

リースバックプラスを利用する際のデメリットと対策

リースバックプラスの特徴や向いている人について解説してきました。リースバックプラスにはメリットがある一方で、少なからずデメリットもあります。

最後の項では、デメリットと対策を解説します。

定期プランは賃貸期間が最大5年の縛りがある

リースバックプラスの定期プランでは、賃貸契約期間が1〜5年までと決まっており、それ以上の延長や更新はできません。つまり、契約期間終了後は退去するか、物件を再購入する必要があります。

長期間にわたって住み続けたい方には不向きといえるでしょう。

対策:契約前にライフプランを立てておく

契約前に賃貸期間後の計画を立てておきましょう。家族構成や将来の変化に応じた住み替えや買い戻しの計画を早めに立てることで、期間終了後の不安を軽減できます。

他のプランの検討や、必要によっては住宅ローンなども比較検討しておく必要があります。

新築への住み替えは一建設が販売する戸建てに限定される

リースバックプラスの標準プランで提供される新築への住み替えは、一建設が販売する戸建て住宅に限定されています。このため、他の不動産会社が販売する物件は選べず、選択肢が限られるというデメリットがあります。

また、時期によって販売される物件の条件に差があるため、希望の物件が見つかりにくい可能性もあります。

対策:一建設の物件を調べておく

事前に一建設の物件リストを確認し、現在販売されているエリアや物件を調べておきましょう。

また、住み替えのタイミングを柔軟に考え、万が一に備えて、理想の物件が出るまでの時期を検討しておいたり、希望のエリアや物件などの条件を緩めたりすることをおすすめします。

リースバックプラスだけの利用では価格競争させられない

リースバックプラスのみを利用する場合、他のリースバックサービスと比較する機会が減少し、市場全体での価格競争に参加できなくなります。よって、有利な条件で契約できるチャンスが限定され、結果として不利な条件で契約してしまう可能性があります。

特に、不動産市場が活発な地域では、複数のサービスを比較することでより高い売却価格や有利な条件を得られるため、リースバックプラスだけを検討することは避けたほうが良いでしょう。

対策:リースバックプラス以外のサービスも利用する

他のリースバックサービスも併用し、複数の見積もりを比較検討しましょう。

リースバックの比較サイトや、複数の不動産会社の見積もりを取得することで、不動産市場の状況や相場、条件の違いがわかります

さらに、売却前に不動産の市場価値を調査し、市場エリアの適切な売却価格を確認しておきましょう。事前に市場価値を把握しておくことで、より有利な取引条件で交渉できる可能性が高まるでしょう。

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