売った家に住み続けられるリースバック。仕組みが複雑なため、悪い噂も少なくありません。もちろん、理解をすれば悪質サービスではないことがわかりますが、実際に使った人の声を参考にすれば、より安心です。
そこで今回は、リースバックに対するさまざまな口コミを紹介します。ネガティブな口コミもそのまま紹介し、その理由を考察したり対策をまとめたりしますので、参考にしてください。
ブログでのリースバックの口コミ
ブログの情報を調べてみると、リースバック利用者口コミに相当する多数の情報が載っています。ブログの場合、利用に至った経緯などが詳しく書かれていることが多いため、リースバックの評判や体験談を調べるのに最適。
ここで、ブログでみられる3つの口コミを紹介します。なお、情報は個人情報が特定されないよう一部編集しています。
1. ローン残債を上回る査定がでた
「リースバックの査定では、査定金額が相場以下になることが多い」と聞かされつつ、とりあえず査定をしました。すると、予想外にもローンの残債を上回る金額が提示され、大変驚きました。しかし、家賃が現在の住宅ローン返済額よりも高く、今回は断念。そもそも売却相談から転じて提案をいただいたので、お金に困っていなかったのも決断の決め手でした。
東京の公示地価は、2021年までの過去10年で大幅に上昇しています。購入時よりも相場が値上がりしていたことも、この高額査定につながっていると推測できます。
ただ、リースバックにおいては、高く売れればそれだけ家賃も高くなる傾向にあります。利用の際には、その点に留意しましょう。
2. 離婚に伴いリースバックを利用し、連帯保証のリスクを回避できた
離婚が決まったものの、夫の連帯保証人となっていたため、それが続くことを危惧していました。その状況でいろいろ調べる中で知ったリースバック。いくつかの会社に相談してみると、賃料について希望額を汲んでくれるところが見つかり、買取金額も一番高い。一定期間は退去の心配もなさそうなので、そこと契約しました。
離婚をきっかけに退去しようにも、住宅ローンが足かせになるケースは少なくありません。リースバックなら、ローン残債を査定額が上回らなければ実現は難しいですが、問題を解決できます。
また、複数の事業者に相談をしておくことで、比較をし、もっともよい条件の会社を選ぶことができます。
3. 身内からリースバックの打診があった
親戚から、体調不良により仕事ができず生活資金が厳しいからとリースバックの打診を受けました。ただ、いつ復職するかわからない状況下で家賃を払い続けてもらえる保証はなく、また、親戚の間で金銭トラブルを抱えたくなかったので断ることにしました。
リースバックは借入ではないので金融審査がありません。そのため、現在収入がない方であっても条件次第では利用できることもあります。
親戚に打診する前に、まずはいくつかの不動産会社に相談をしてみるとよいでしょう。
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SNSでのリースバックの口コミ
TwitterなどのSNSでも、リースバックに言及しているツイートが散見されます。ここで印象的なツイートを3つ紹介します。
※Twitterの利用規約で埋め込みが許可されているため、そのまま引用しています。
4. 任売との組み合わせでリースバック利用後の負担が大幅減
任売業者さんの奥様が司法書士なので、そちらに決済以降に破産申立の相談するよう勧めたよ(^^)
リースバックで今後も継続居住できて残債務も消えるので良かった。
残債務消えたら、家賃払っても、むしろ十分貯金できるくらいの手取り収入あり。
お金貯めてまた余裕できたら買戻しお願いします(^^)— オパンピオス@弁護士投資家 (@opanpios) May 10, 2021
リースバックは、進め方次第では任意売却と組み合わせることができます。任意売却とは、住宅ローン残債が売却代金より高い状態でも、借入先金融機関の合意により、売却が可能になること。
自己破産をする際は先に任意売却をしておくことでコストを抑えられるので、このケースは住居を失わず生活の立て直しを図れる、上手なリースバックの活用方法であるといえます。
5. 退職後の生活にゆとりをもたせるために利用
夫婦のみの生活で、まだ住宅ローンが残っていました。金利の高い時に借りた為、このままの状態では、生活にゆとりが全くありません。仕事を定年退職した事も有り、ぎりぎりの生活に妻の疲弊している様子を見て、いたたまれず、思い切ってハウス・リースバックを利用しました。https://t.co/8Jd4mIFSOA
— かずお君 (@kazuo57) October 5, 2018
退職後は収入が減少することが多いので、住宅ローンが残っていると生活を圧迫しかねません。リースバックやリバースモーゲージ(借入)は老後資金の調達と非常に相性が良いといわれます。リースバックに関していえば、固定費や修繕費など支出を抑えられるほか、不動産を残さないので相続対策にもなるからです。
査定結果次第ですが、老後貧困を防ぐ手段として活用するとよいでしょう。
6. 住宅という資産があってよかった
先日リースバックを利用した年配の方は住宅という資産を持っておいて本当によかった、もちろん高い金利も払ったし色々大変だったけど住宅を持ってなかったら今頃は…とおっしゃっていました。 https://t.co/ekSi06khod
— 埼玉・小江戸川越の不動産屋さん (@fudousansaitama) January 9, 2021
資金繰りが苦しくなったとき、最初に考えられるのが借入です。しかし、収入が不安定だったり高齢だったりすると、借入も制限されます。不動産などの資産があれば、それを活用してさまざまな形で現金を得ることができます。住宅を所有している方は、リースバックをはじめ多様な活用法があることを覚えておくとよいでしょう。
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Q&Aサイトでのリースバックの口コミ
Yahoo!知恵袋やOKWAVEなどのいわゆるQ&Aサイトをみてみると、リースバックに対する多数の質問がみつかります。質問が中心ですが役立つ口コミでもあるので、ここで3つ紹介します。
7. あとから買い戻しできる?
買戻しの契約について確認をせずにリースバックを利用したという投稿者。このようなケースでは、まず契約内容を確認するところから始めるべきです。一般的に契約書にその旨を記載していなければ、買戻しはできないと考えましょう。
しかし、オーナーからの合意があれば買戻しができます。とはいえ、当初に条件を決めておいたほうが、有利な形で買戻しやすかったはずですので、多少厳しい条件になることは覚悟したほうがよいでしょう。
出典:Yahoo!知恵袋
8. 何年か住んで退去するとき、原状回復が必要?
リースバックについて概ね理解している投稿者。賃貸になることで原状回復義務が発生するのかどうかを気にしています。
原状回復義務が発生する可能性は十分にあります。しかし、それはあくまで賃貸となった時点の状態に回復することを指すので、あまりシビアに考えなくてもよさそうです。修繕などについても同様で、もし設備が故障したのであれば、オーナーにいうことで賃貸となった時点の状態に戻してもらえるでしょう。
出典:Yahoo!知恵袋
9. リースバックは良さそうだが、欠点はない?
仕組みとして優れているリースバックですが、その欠点を問う人もいます。
結論として、リースバックにも欠点はあります。たとえば、通常の市場での売買価格よりも安くなることが多いことです。不動産会社もいろいろなリスクを負うため、これは仕組み上やむを得ないことです。
しかし、安くなるとしても、適正な価格であれば問題はないですよね。問題なのは、不当に安く買い叩くケースや、賃料を高く設定したり途中で値上げしたりするケースです。リースバックはサービスとして新しいため、まだ法整備の最中にあります。そのため、利用者自身がトラブルにあわないよう工夫しましょう。
トラブルを避けるためにもっとも有効なのは、事業者を比較することです。いくつかの査定結果を見比べれば、どこが信頼できそうかみえてきます。
出典:OKWAVE
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