「ずっと住まいる」は、SBIホールディングスのグループ企業であるSBIスマイルが提供するリースバック商品です。
今回は「ずっと住まいる」の特徴やメリット、デメリット、注意点について解説します。
特徴が異なる他社のリースバックについても紹介しているので、どのリースバック会社を利用しようか迷っている方は必見です。
まずはリースバックについて理解しましょう!
目次
リースバック「ずっと住まいる」の運営会社は?
「ずっと住まいる」を運営しているのは、SBIスマイル株式会社です。
どのような会社なのでしょうか。会社概要を確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | SBIスマイル株式会社 |
本社 | 東京都新宿区西新宿 |
上場 | 東京証券取引所市場第一部(SBIホールディングス株式会社) |
設立 | 2012年 |
事業内容 | 不動産の売買および賃貸に関する事業 |
代表者 | 代表取締役 高橋 和彦 |
資本金 | 9,500万円(資本金準備金を含む) |
主要株主 | SBIグループ 100% |
SBIスマイル株式会社は、2012年にSBIグループによって設立された不動産会社です。SBIホールディングスの完全子会社として、不動産事業を営んでいます。
リースバック「ずっと住まいる」の特徴は?
リースバック会社によって提供するサービスの内容が異なります。
「ずっと住まいる」には、どのような特徴があるのでしょうか。
項目 | 内容 | 説明 | |
---|---|---|---|
借家契約 | マンション | 普通借家契約 | 普通借家契約は、契約更新の意思表示をすることで住み続けることができます。 |
戸建て | 定期借家契約 | 定期借家契約は、契約満了後に双方合意により再契約をすることで住み続けることができます。合意が得られなければ、退去をしなければならない可能性があります。 | |
連帯保証人 | 必要 | 連帯保証人は必要です。ただし、保証会社と契約することにより不要にできます。 | |
対応エリア | 全国の主要都市 | 全国の主要都市に対応しています。ただし、市街化調整区域は原則不可です。 | |
事務手数料 | なし | 仲介手数料、敷金、礼金、更新料が0円です。 | |
資金の使途制限 | なし | 売却金の使い道に制限はありません。生活費や事業資金など利用者の自由に使うことができます。 | |
査定スピード | 最短即日 | 簡易査定は最短即日で完了します。買取額・家賃・初期費用などを見積もることができます。 | |
資金化スピード | 最短1週間 | 仮査定から最短1週間で資金化できるので、急な資金調達にも対応が可能です。 | |
年齢制限 | なし | 特に年齢には制限が設けられていません。 | |
再取得 | 可能 | 売買予約契約期間内であれば、あらかじめ定めた金額で再売買可能です。 |
リースバックを提供する事業者によって、サービスの特徴が異なります。
例えば、「ずっと住まいる」は、借家契約の形態が少し変わっています。マンションは普通借家契約で、戸建ては定期借家契約です。リースバック会社の中には戸建てにも普通借家契約を提供している会社があります。
このような特徴の差異を把握することが、リースバック提供事業者を選ぶ際には重要です。
リースバックでは会社選びが重要です!一括問い合わせで特徴の違いを把握しましょう!
リースバック「ずっと住まいる」のメリット・デメリット
「ずっと住まいる」には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
リースバック「ずっと住まいる」のメリット
SBIスマイルは「ずっと住まいる」のメリットとして下記の9点を謳っています。
- 現金化までのスピードが早い
- 仲介手数料、敷金、礼金、更新料が0円
- SBIグループの安心感
- 売却しても同じ物件に住み続けられる
- 資金使途の制限がない
- 現金化することで将来のトラブルが発生しない
- ランニングコストを削減できる
- 金融審査が不要
- ローン残債があっても条件により取引可能
以下、それぞれ解説していきます。
現金化までのスピードが早い
専任の担当者が仮査定から売買決済まで担当することにより、最短1週間で物件を現金化できるので、急な資金調達にも対応が可能です。
また、売買契約と同時に決済されるため、金額が指定口座へ一括入金されます。
仲介手数料、敷金、礼金、更新料が0円
SBIスマイルが直接の買主となるため、仲介手数料はかかりません。 また、通常の賃貸借契約では、敷金の預託や礼金・更新料の負担があることが一般的ですが、「ずっと住まいる」ではこれらの費用はかかりません。
負担すべき金額が家賃に一本化されているシンプルな契約内容です。
SBIグループの安心感
利用者がずっと住み続ける事を前提としています。家賃を相場より安くすることで、長期で住むことが可能です。無料で建物検査を行い、取引前に必要な修繕を行うことによって、さらに安心して住むことができます。
売却しても同じ物件に住み続けられる
一般的な売却と違い、売却後も同じ物件で継続して住むことが可能です。
資金使途の制限がない
売買代金には、使途の制限がありません。
現金化することで将来のトラブルが発生しない
相続では、金銭的なトラブルが起こりがちです。
リースバックにより事前に自宅を手放すことで、トラブルを未然に防ぐことにつながります。
ランニングコストを削減できる
物件の所有権がSBIスマイルに移転するため、固定資産税などの支払いや修繕費用が不要になります。
金融審査が不要
お金を借りるわけではないため、金融審査が一切ありません。
ローン残債があっても条件により取引可能
住宅ローンがあっても、支払われる売買代金で完済できれば取引可能です。
リースバック「ずっと住まいる」のデメリット
「ずっと住まいる」のデメリットには以下のようなものが挙げられます。
- 戸建ては定期借家契約
- 再取得に期間制限がある
以下、それぞれ解説していきます。
戸建ては定期借家契約
先述のように、戸建ての場合、「ずっと住まいる」の借家契約は定期借家契約です。つまり、戸建てをリースバックした場合、契約に制限が付きます。
合意による再契約をする事で、 そのまま住み続けることはできますが、契約終了時にどのような状況になっているのかはわかりません。
再取得に期間制限がある
「ずっと住まいる」では、将来、リースバック取引をした物件を再度取得できます。
取引時に売買予約契約(SBIスマイルが売主、利用者が買主の売買を予約する契約)を結ぶことによって、一定期間再売買できる金額を固定します。期間内であれば、物件を再度取得できます。
しかし、期間を過ぎてしまうと、既定の金額で再取得できる権利を失います。
「ずっと住まいる」より長く住める可能性が高い事業者は?
「ずっと住まいる」では、戸建ての場合、契約形態が定期借家契約となります。
戸建てでも、普通借家契約となる事業者はあるのでしょうか。
一建設株式会社 「リースバックプラス」
一建設株式会社のサービス「リースバックプラス」の「標準プラン」では、「普通借家契約」を選択できます。
「標準プラン」は、短期的に買い戻しの予定が無い方や、ずっと同じ環境に住みたい方に適したプランです。
期間制限なく住み続けたい方はこのプランを選択すると良いでしょう。
株式会社ハウスドゥ 「ハウス・リースバック」
株式会社ハウスドゥによる「ハウス・リースバック」の「長期リースバック」プランでも、「普通借家契約」です。
期間制限がないため、賃料を支払ってさえいれば、住み続けたい期間ずっと住み続けることができます。
定期借家契約で確定的に契約が終了してしまうことを避けたいのであれば、「ハウス・リースバック」は魅力的な選択肢でしょう。
リースバックは事業者を比較して決めよう
「ずっと住まいる」には複数のメリットがありますが、借家契約などに留意すべき点があります。
リースバックでは、事業者ごとに契約内容が異なります。そのため、売却価格や家賃、賃貸借期間、買い戻し契約の有無などをよく比較し、最適な事業者を選びましょう。
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